「うちの子、よく転ぶ…」その原因、本当に“運動神経”でしょうか?

公開日:2026.10.16

ライター:アローズラボ&ジム ららぽーと豊洲 原

「よく転ぶ」 「よくぶつかる」 「走るとフラフラしている」 「片足立ちが苦手」 こうした悩みを持つ、保護者の方は少なくありません。 また、 「よく転ぶってことは、うちの子、運動神経が悪いのかな?」 「不器用なのかな?」 と不安を感じる保護者の方も多いと思います。 しかし実は、 幼児期に転ぶこと自体は、 決して悪いことではありません。 なぜなら幼児期の子どもは、 「転ばない体」 を作っている最中だからです。 今回は、 研究結果をもとに、 幼児期の「転びやすさ」と運動発達の関係について、 わかりやすく解説します。

「転ぶ=運動神経が悪い」ではない

転ぶことで、転ばない体を作る。

 

一見矛盾しているようですが、幼児期においては、この考え方は決して矛盾したものではありません。

 

そもそも、人はなぜ転ぶのでしょうか。
皆さんはどんな時に転んだりふらついたりしますか?

 

足元が不安定な時でしょうか。
暗くて周りが見えにくい場所でしょうか。
急な坂道を歩いている時でしょうか。
人混みの中を歩いている時でしょうか。

 

これらは一見違う状況に見えますが、共通していることがあります。それは、
 
「自分の体の状態を正確に把握しづらくなっている」
 
ということです。

 

私たちは普段、
 
・目から入る情報
 
・バランス感覚
 
・足裏や関節から入る感覚
 
などを無意識に整理しながら、
 
「自分の体が今どこにあるのか」「どちらに傾いているのか」「どのくらいのスピードで進んでいるか」
 
を判断し、無意識に体をコントロールしています。

 

しかし、
暗い場所では目からの情報が減り、
不安定な場所や坂道では体の傾きを感じ取ることが難しくなり、
人混みでは周囲の情報処理が複雑になります。

 

その結果、自分の体をうまくコントロールできなくなり、転びやすくなるのです。

 

実は幼児期の子どもたちは、こうした能力がまだ発達の途中です。

 

つまり、大人でいう
 
「暗い場所を歩いている状態」
「足元が不安定な場所を歩いている状態」
 
に近い環境の中で、生活しているとも言えます。

 

だからこそ、「転ぶ」「ぶつかる」「ふらつく」こと自体は珍しいことではありません。

 

そして、
 
転びやすさは、単純な“運動神経の良し悪し”だけで決まるわけではありません。
 
実際に転ばないためには、様々な能力の発達が必要不可欠です。

 

つまり、
 
「よく転ぶ=運動神経が悪い」ではなく、「体をコントロールする力が、まだ発達の途中」かもしれないのです。

 

転びにくい体は、遊びや運動の中で育っていく

では、こうした、「体をコントロールする力」はどのように育てるのでしょうか。
また、転びにくい体作りには、どのような運動が必要なのでしょうか。

 

その答えの1つが幼児期の運動経験です。

 

例えば、「走る」「跳ぶ」「回る」「止まる」「方向を変える」「ボールを追う」
 
といった様々な運動の中で、
 
バランス感覚や、目からの情報、足の裏からの感覚などから
 
「自分の体が今どうなっているのか」
 
を少しずつ学習していきます。
 
これらの情報を正確に処理できないとどうなるのか、
 
例えば、ぐるぐるバット。その場で10回でも回転すれば、そこから真っ直ぐ歩くことは簡単なことではありません。
 
これは、体の向きや傾きを感じ取る器官が一時的に混乱しているからです。
 
つまり私たちは、自分が思っている以上に
 
「自分の体が今どのような状態にあるのかを把握する力」
 
に頼って動いています。
 
それらの能力を高めていくには多様な運動経験が必要です。

 

そして、その能力が最も伸びやすいのが、幼児期です。
近年の研究では、幼児期はバランス能力や姿勢制御能力が大きく発達する時期であり、
年齢とともに動きの安定性も向上していくことが報告されています。(1)

 

そのため、幼児期の運動で大切なのは
 
「多様な運動で体をコントロールする経験を積むこと」
 
その結果として、
 
少しずつ転びにくい体が育っていくのです。
 

“転びやすさ”は、子どもによって原因が違う

ただし、ここで一つ大切なことがあります。
 
それは、同じように転びやすい子でも、苦手な部分は一人ひとり違うということです。
 
例えば、
 
「何もないところでよく転ぶ」
 
という子どもでも、原因は一つではありません。
 
・体の傾きを感じ取ることが苦手な子
・周囲を見ながら動くことが苦手な子
・姿勢を保つことが苦手な子
・自分の足の位置を把握することが苦手な子
 
など、原因は一人ひとり違います。
 
たとえ運動を頑張ったとしても、
その子の苦手な部分にアプローチできていなければ、
「転びにくい体づくり」にはつながりにくいかもしれません。
 
実際に、近年の研究でも、
幼児期の運動能力には、筋力や体力だけではなく、
 
・周囲を見ながら動く力
・タイミングを合わせる力
・体をコントロールする力
 
などが関係していることが示されています。(2)
 
保護者の方からすると、
 
「どんな運動をさせればいいんだろう?」
 
「とりあえず外で遊ばせれば大丈夫かな?」
 
と感じることもあるかもしれません。
 
しかし、
 
原因が違えば、
必要な経験も変わってきます。
 
だからこそ、
 
ただ「転ぶ」「転ばない」だけを見るのではなく、
 
どんな動きが得意なのか
どんな動きが苦手なのか
 
を知ることが重要になります。
 
そして、
 
その得意・苦手を把握しながら運動経験を積み重ねていくことが、
子どもの成長への近道になるのです。

アローズジムキッズでは、子どもの成長を“見える化”しています

 

アローズジムキッズでは、ただ運動をするだけではありません。
 
大切にしているのは、子ども一人ひとりの
 
「得意」
 
と
 
「苦手」
 
を知ることです。
 
アローズジムキッズでは、
フィールドテストや日々のトレーニングを通して、
 
「どんな力が伸びているのか」
「どんな動きが得意なのか」
「どんな動きが苦手なのか」
 
を確認しながら、
 
成長を見える化しています。
 
「前より転ばなくなった」
 
だけではなく、
 
「バランス能力が伸びた」
「視る力が伸びた」
「走る力が伸びた」
 
だから、転ばなくなった、
といった風に具体的な変化を確認できます。
 
また、普段のトレーニングでは
 
・視る
・走る
・バランス
・跳ぶ
・リズム
 
の五大基礎体力をもとに、様々な運動経験を積み重ねていきます。
 
「うちの子、よく転ぶかも…」
「運動が少し苦手かもしれない」
「今の得意・苦手を知りたい」
 
そんな方は、
ぜひ一度、無料体験にお越しください。
 
アローズジムキッズでは、
お子さまの得意・苦手を確認しながら、
今どんな力が育っているのかを一緒に見ていきます。
 

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