「子どもの集中力が続かない…」それ、“脳”ではなく“体”が関係しているかもしれません
「うちの子、集中力が続かない気がする」 「話を聞いていない」 「待つことが苦手」 「まっすぐ立ってくれない」
こうした悩みを持つ保護者の方は少なくありません。 近年では、「発達障害」「グレーゾーン」といった言葉を耳にする機会も増え、子どもの“落ち着きのなさ”や“集中力”について、不安を感じる保護者の方も多くなっています。
しかし、集中力というのは、単に「やる気」や「性格」の問題だけではありません。 実は集中できない原因には、 “脳”だけでなく、姿勢・バランス・目の使い方など“体の使い方”や“感覚の発達”が大きく関係していることがわかってきているのです。 今回は、研究結果をもとに、子どもの集中力と運動・感覚発達の関係について、わかりやすく解説します。
集中力の有無は「性格」や「気合い」だけではない
「集中しなさい」
「ちゃんと話を聞いて」
「じっとしていて」
子育ての中で、ついこうした声かけをしてしまうことは少なくありません。
実際、
・話を聞けない
・待つことが苦手
・すぐ姿勢が崩れる
・落ち着きがない
・短時間しか集中できない
といった様子を見ると、「やる気の問題なのかな?」「そういう性格なのかな?」と感じる保護者の方も多いと思います。/p>
しかし近年では、集中力は単に「性格」や「気合い」で決まるものではなく、
・体を安定させる力
・必要な情報に注意を向ける力
・周囲の刺激を整理する力
など、“脳と体の土台”が大きく関係していることがわかってきています。
例えば、大人でも、
・椅子がグラグラする
・周囲がうるさい
・姿勢が安定しない
このような状態では、話に集中し続けるのは難しくなります。
これは子どもも同じです。
特に幼児期は、脳や神経系が発達の途中段階です。そのため、
「真っ直ぐ立つ」
「姿勢を保つ」
「必要な情報だけを見る」
「体をコントロールする」
といったこと自体に、たくさんのエネルギーを使っています。
つまり、集中力とは、“頑張る力”だけではなく
「集中しやすい体と脳の状態を作れているか」
がとても重要なのです。
近年では、運動・感覚・感情・認知機能は、それぞれ別々ではなく、相互に関係しながら発達すると考えられています。(1)
つまり、集中力などの認知機能の改善には、運動や感覚の発達が大きな役割を担っています。
幼児期は、“動きながら”集中力の土台が育つ
では、どのように運動が認知機能、特に集中力に関わってくるのでしょうか?その鍵は、動きの中にあります。
幼少期は
・跳ぶ
・回る
・走る
・バランスを取る
・リズムに合わせる
・目で見たものに反応する
こうした経験を通して、脳が全身の感覚を整理していきます。これらの、感覚を整理していく作業こそが、“脳と体の土台”となり“集中力の土台”となります。
例えば、
・ボールを見ながら走る
・音に合わせてジャンプする
・合図を見て動きを変える
といった動きでは
「必要な情報に注意を向ける」
「体をコントロールする」
「タイミングを合わせる」
ことを同時に行っています。
つまり、子どもは様々な動きの中で、ただ動くのではなく、考えながら動き、感覚を整理していくことで
“動きながら”集中する力
を育てているのです。
2024年の複数の研究結果をまとめた分析では、「考えながら動く運動」は、子どもの実行機能(集中力・自己コントロール・切り替えなど)に良い影響を与えることが報告されています。(2)
さらに、幼児期の身体活動は、認知機能や実行機能(集中力・自己コントロール・切り替えなど)の発達とも関連していることが示されています。(3)
つまり、幼児期の運動はかなり重要で、単なる「体力づくり」ではなく、集中力の土台づくりにもつながっているのです。
“運動量”だけではなく、“どんな運動を経験するか”が重要
また、近年は
・スマホ・タブレットの使用
・室内遊び
が増え運動量がかなり減ってきており、それに伴い運動経験の不足が課題となっています。
運動経験が少なくなると、姿勢を保つ、目で追う、タイミングを合わせる、体を切り替えるといった経験も不足しやすくなります。こうした経験が不足すると、「姿勢が崩れやすい」「落ち着きがない」「注意が散りやすい」といった状態につながることもあります。
そこで重要なのが、
・視る
・バランスを取る
・タイミングを合わせる
・リズムよく動く
・体をコントロールする
といった多様な運動経験です。
例えば、
・ボールを目で追う
・揺れる場所で姿勢を保つ
・ボールを避ける
・音楽に合わせてジャンプする
こうした動きは、運動経験不足を解消するだけでなく、脳が多くの情報を整理しながら、必要な刺激に注意を向ける働きもあります。
実際に2024年の研究では、リズム運動を取り入れた活動によって、幼児の実行機能(注意力・自己コントロール・切り替えなど)が改善したことも報告されています。(4)
つまり、幼児期には、
「どれだけ運動したか」
だけでなく、
「どんな運動をしたか」
が重要なのです。
アローズジムキッズでは、どのように集中力の土台を育てているか
ここまでお話した通り、幼少期の多様な運動経験は集中力の土台を作る上で重要な役割を担っています。
アローズジムキッズのトレーニングでは、
・目で見た情報に反応する
・姿勢を保つ
・合図に合わせて動く
・動きを切り替える
・リズムに合わせる
・自分の体をコントロールする
といった多様な動きを通し、集中力の土台となる身体を育みます。
たとえば、光や合図を見て走るトレーニングでは、必要な情報に注意を向ける力を育てます。
バランス系のトレーニングでは、姿勢を安定させる力を育てます。
リズムに合わせて跳ぶ・走る動きでは、タイミングを合わせながら体をコントロールする力を育てます。
子どもにとっては楽しい遊びでも、その中には“集中しやすい体と脳の土台”を育てる要素が含まれています。
「うちの子、集中力が続かないかも…」
「落ち着きがない気がする」
「楽しみながら運動してほしい」
そんなお悩みをお持ちの保護者の方は、ぜひ一度、無料体験にお越しください。
上記の五大基礎体力は将来の運動の土台となる基礎体力で、子どもによっては「走る」動きはできていても、「視る」ができないかもしれません。「バランス」が得意でも「走る」動きができなければ将来のスポーツの選択肢は狭まってしまうでしょう。
お子さまの“今”を一緒に確認しながら、これからの成長につながる運動をサポートしていきます。